テーマD複数部門をまたぐ変革をどう進めるか

Case 01流通・小売——承認ゲートの段階設計

全部決めようとすると、何も決まらない。

複数の事業会社が並走する、顧客基盤の連携プロジェクト。フェーズ移行の承認基準が存在しないまま、要件定義がクローズに向かっていた。ここで全体設計を一気に固めにいくのは悪手だ。スコープを「今すぐ決めるべき最小の一点」に絞り込み、3段階の承認フレームワークを自己起案した。確認者は現場・PM・経営の3層に分け、全件を経営に上げる非効率を断った。

リリース判定も、単発の可否判断から「リリース→初期監視→初回月次締め確認→安定稼働宣言」の4段階構造に再設計。各段階の承認者は、関与組織の実質的なリスク所在に応じて、あえて非対称に配置した。

承認とは形式ではない。リスクが在る場所に、判断を置くことだ。

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