関与のかたち(Engagement Model)
顧問か、コンサルか、役員採用か。
——その三択の外に、答えがあります。
多くの方が、この三択で迷っています。答えは、どれでもありません。雇われる役員でも、丸投げの外注でもない。
経営の隣で、判断が進む状態を設計する
経営の隣に座る——第三の関わり方です。
外部顧問の最大の武器は、専門知識ではない
この仕事で最も価値が出るのは、専門知識を披露している瞬間ではありません。キーパーソンから「あなたは活用できていない、と本人に直接言ってあげてほしい」と、直言役を頼まれた瞬間です。社内の利害から自由な第三者だから、言えることがある。その立場を引き受けること。それが外部アドバイザーの本当の武器です。
どう入るのか。作法は、7つ。
7つの作法
01 やったことより、決まったこと。
着手前に、期待値とゴールの粒度を固定する。どの会議体の、誰の、何の意思決定までを狙うか。最初に擦り合わせ、「決まったこと」で評価される構えを作る。稼働報告書の厚さは、価値の証明にならない。
02 俯瞰図を、粗く、早く
いきなり細部には潜らない。まず俯瞰図を早く・粗く完成させ、重要な2領域に絞る。広く当ててから深く掘ると、相手は「全体が見えている」と感じ、深掘りに権限を貸してくれる。信頼は、精緻さではなく視界の広さから始まる。
03 高さを、行き来する。
上位報告会だけでは、絵は描けても実装が進まない。現場に張り付けば、経営の意思決定に効かない。だから両方に入る。データ・IT・マーケの担当役員として経営会議に同席しながら、実装現場のレビューにも入る。この行き来こそが、設計です。
04 主管が決まるまで、属さない。
データドリブンの主管が決まりきらない時期は、どの組織にもある。そこで特定部門に紐付くと、後の力学を歪める。だから横断で並走し、主管が決まった時点で接続する。
05 提言は、経営の言葉で。
「データで何ができるか」では語らない。「この会社の局面で、何を解くか」で語る。成長鈍化か、守りか、IPO準備か、基幹システムのボトルネックか。施策は必ず、会社のステージに接続する。
06 権限なき影響力
外部者に決裁権はない。だから、分担表ではなく力学を読む。データ覇権、ミッションの曖昧さ、声の大きさが生む優先順位の歪み。読み解いた上で、「最後に腹をくくる意思決定者」を特定して動く。権限のなさは、言い訳にならない。
07 やり逃げない
ツールを入れて終わり、提言して終わりでは、価値は残らない。半常駐、勉強会、育成カリキュラム——人と組織への内製化に接続してこそ、去った後も回り続ける。それが完成形です。
稼働のかたち——継続と断続は、健全さの証明
2020年の設立以来、上場企業・ホールディングス企業を含む複数の経営チームを支援してきました。関与の期間と濃度は、課題の局面に応じて設計します。
顧問業では、継続と断続の両方が自然です。意思決定の山場では経営会議の中まで入り、体制が自走し始めれば、距離を取って見守る。契約更新の節目ごとに、必要な役割と関与の濃度を見直す。長く関わること自体ではなく、組織が自ら決められる状態へ進むことを、関係の成果と考えています。
なぜ、この関わり方が稀なのか
経営会議の議論からSQLやGTMの実装まで——経営とコードの全アルティチュードを、実体験で語れる外部顧問はほとんどいません。「絵を描く人」でも「手を動かす人」でもなく、
両端を往復して意思決定を前に進める。それが山崎事務所の提供価値です。
最適な入り方から、一緒に設計しましょう。まずはお問い合わせください。