相続の豆知識

何故相続は揉め易いのか

1.民法の改正と平等意識

  戦前の家督相続から共同均分相続に変更になり、平等意識に目覚めてきたことがあげられます。原則として配偶者が2分の1、子供が均等割りとなりました。また、遺留分減殺請求権と言う権利もできたことも拍車をかけています。そのため、当然の権利として法定相続分の遺産分割を主張する人が増えました。

2.相続財産がほぼ土地家屋だけで分けられないこと。

3.財産はないと言いながら、通常のボーナスより多額にあること。ローンや子供の教育費を考えるとできるだけ欲しいという欲が出ること。

4.子供の配偶者らが口を出すこと。

5.親を介護した側のこれだけ苦労したのだからという気持ちと、親と同居して子供の面倒や賃貸家賃が不要だったから今まで楽したろうという気持ちの違いが発生。

6.意識下に遭った感情のもつれが、何らかのきっかけで表面に出てきて、「あいつにはやりたくない」などという気持ちにまでなること。

葬儀と告別式の違い

 葬儀と告別式は別のもので、葬儀はあくまで亡くなった方の魂を仏様なり神様の元へ送るための「儀式」で、遺族や親族が故人の冥福を祈り、別れを告げるためのものです。

 告別式とは、故人の友人、知人が最後の別れをするいわば「お別れ会」で、本来葬儀に引き続き会葬者全員で遺骨を墓地に埋葬する前に行なうものでした。残された人が故人にさよならを言う時間と思えばいいでしょう。

 また、通夜の起源はお釈迦さまが入滅された時、その死を悲しむ弟子たちが、お釈迦さまを 偲んでその教えを夜を通して語り合ったことに由来しています。昔は、お通夜といえば、読んで字のごとく夜通し行っていましたが、現代は一般的には夕方、六時前後から始まり、二~三時間で終了するいわゆる「半通夜」がほとんどになりました。
 この「半通夜」のあとは親族、近しい方々だけが、遺族に付き添い、夜を明かすようです。

死亡届と火葬許可証

  人の死亡には「死亡届」が法律の上で義務づけられています。死亡届には担当医師が作成した死亡診断書あるいは死体検案書を付けてだします。死亡届の提出先は、現在では市町村の戸籍係で、どこの市町村でも受け付けてくれます。届出人の条件は同居の親族、同居していない親族、同居者、家主、地主、家屋管理人、土地管理人、公設所の長の順位と決められています。普通は親族がやることになります。

  火葬許可証は、当然に死亡届を提出してからの交付となります。法律上では、死亡届は死亡確認から七日以内に提出することになっていますが、届を出さなければ当然火葬できませんから、普通には死亡当日か翌日には死亡届を出します。

  死亡届と一緒に死体火葬許可申請書に必要事項を記入して提出すれば火葬許可証の交付となります。そしてその許可証を火葬場に提出し、火葬終了後に、これが埋葬許可証になります。以降、この埋葬許可証はお寺などの埋葬管理者が埋葬後、管理保管するようになります。